農山村地域経済研究所 新庄支所から

豊かな自然と宝物がいっぱいの農山漁村が、全国各地にあります。この村々を将来の世代に残そうと、一年の半分以上を農村行脚しながら、村づくりをサポートする楠本雅弘という先生がいます。これは先生の応援ブログです。

農村再生

#キジが寄り添って離れない! 癒しの森

先日、20日に自分の管理する山(森)に行ってきました。 午前中に、小一時間ほど作業をしてきたのですが、雑木を片付けていると、なんと目の前にキジが歩いているではありませんか!「シッ、シッ、と声を出し、追い払おうとするのですが、逃げません。目の前に…

<中小企業振興条例を活かして地域をつくる>岡田知弘先生の講演会

10月26日(金)に、山形県産業創造支援センターにおいて、山形県中小企業家同友会主催で上記の講演会と学習会が開かれました。 今でもそれほど認知度が高いとは言えない「中小企業憲章」・「中小企業振興条例」について、日本と世界の政治・経済情勢から解き…

「農村と農政を考える楠本ゼミ」参加記 2

<党派性の克服> 先生は、一橋大学で永原慶二先生、佐々木潤之介先生、古島敏雄先生のもとで歴史学を学ばれ、戦前マルクス主義の最高の到達点である講座派の理論を学ばれた(戦前に、「日本資本主義論争」があり、講座派=共産党の理論的シンパと労農派=社…

「農村と農政を考える楠本ゼミ」参加記

<はじめに> 9月14日(金)、農文協会議室(港区赤坂)で行われた、第2回の上記ゼミに参加してきました。 ここ5が月ほど、個人的な理由で、山仕事もボランティアも全くと言っていいほど何もできませんでした。その意味でも今回のゼミへの参加は、知的な刺激…

樹木が何百年も生きられる理由

山で大木を切るのを初めて見たとき、ただただ圧倒されたものでした。その感覚は今でも変わりません。複雑な感情はあるのですが。また林業は大変危険で重労働でもあるのですが、仕事をしているととても気分がいいのです。不思議な感覚です。精神が浄化される…

内側からの農村再生を!!  森先生からの贈り物

昨年の8月6日に、私たちが行っているサークル「ゆかいな勉強会」で、私の恩師、森武麿先生が講演してくれましたが(その報告は、以前ブログに書きました)、その時の講演のレジュメを元に原稿化してくださいました。 「戦前農村経済更生から現代農村再生へ ―…

お知らせ 「第7回 雪調に学ぶ講座」

私の住む新庄には、<セツガイ>または<セッチョウ>と呼ばれる風変わりな建物があります。この建物は、建築学者で考現学(考古学に対する)の提唱者として知られた今和次郎が設計し、1937(昭和12)年に建築されたもので、「農林省積雪地方農村経済調査所…

バンガク??? 釜渕行燈番楽の素晴らしさ!

先日(四日)、真室川町釜淵で何世代にもわたって引き継がれてきた伝統芸能(250年とも300年ともいわれる)の行燈番楽を見てきました。午後5時から、地域のもと郷倉で毎年行われているものです。狭い建物の中に地域の人やほかの地域からの観客で、立錐の余地が…

はちべえの森 「ものみる」完成!!!

12月24日(土)に、はちべえの森に、「ものみる」が完成しました。 山形県のみどり環境公募事業を活用させてもらい、3年前から山を整備し、オリエンテーリングの道を作り、昨年は山小屋「とらいあん」を、そして今年は山やその周辺を一望できる「ものみ…

「楠本先生を囲む会」 ~集落営農は地域づくり~

11月19日(土)、雪の里情報館において「楠本雅弘先生を囲む会」を開きました。 午前9時から、12時までの短時間ではありましたが、参加者全員が先生と昼食をともにし、話が尽きませんでした。 先生からは、先生が監修した『集落営農支援シリーズ 地域…

「俺は、木を殺している」<山が哭いている>

先日(10月20日)、北桜林業の「芋煮会」がありました。私たち新入りの3人と、これまで林業に従事されてきた先輩方との顔合わせをして、懇親を深めてきました。社長を含め、先輩方からのアドバイスは、異口同音「命にかかわる危険な仕事だから、伐採の…

山は命のみなもと

楠本雅弘先生が『集落営農』(2003年 農文協)の中でこんなことを紹介している。 「戦前の農林省では、石黒が農政課長になって以来、将来の次官・局長となるべき幹部候補として採用した事務官を、入省後二,三年目の若いうちに地方営林局へ配属させるのを慣…

農村再生の考え方 楠本先生の考え方

9月の6日、押切さんの所で、大本教の教主の出口春日さん(第3次大本教事件で分裂。出口栄二、なおみの孫にあたる)のお話を聞いてきました。政教分離(政府と宗教の分離)について考えさせられました。 その途中で、参加者のY谷さん(金華山ボランティア…

はちべえの森 植林作業終る

6月18日(土)、快晴に恵まれ、新庄市飛田の上野のはちべえの森の植林作業が行われ、100本の杉苗と5本のブナの苗を植えました。植林は今年で3年目。これで完了です。 参加者、7名。この日は暑かったのですが、林の中は木漏れ日の中、快適で、作業も順調に進…