#人間を言います。「人間は上品にします」
タイトルの言葉は、私の敬愛する徳島の故新居信正先生(しぇんしぇい)のお言葉です。そして「人間は上品にします」に続けて、いろいろなお言葉を続けて小学生にわかりやすい”教え”を伝えておりました。
前回もそうでしたが、今回のアメリカ大統領選を見て、人間は上品でありたいと思いました。どんな美しい人でも他人の悪口を言う人は、顔が見にくくなる。さだまさしではないが「他人の悪口、言うな、聞くな」である。二人の候補者の言動、相手の罵りあいが聞くに堪えないから、ウンザリさせられている。
新居しぇんしぇいなら、「人間は上品にします。みなさんは相手の話も聞かずに、キャッキャ、キャッキャ言い合うサルではありませんね。」と言っていたでしょう。
私の亡くなった友人の父が町役場を退職し、悠々自適の生活を楽しもうとしていたら、町長選に担ぎ出された。祖父が村長をしていた絡みからである。そしたら、東京の有名私大出の若手が対立候補になり、選挙戦。田舎町の活性化のためにも、町の閉鎖性を打破し、町政に新しい風を吹き込もうと、その父親の係累や弱点をついて、批判。それに対して、彼は自分の支持者に「相手候補の悪口、非難だけはするな!」と厳命したそうである。ちなみに接戦を制して、友人の父が勝利しました。
どこぞの国の国会も似たようなものか。もう少し、穏やかに話し合いができないのだろうか?何とかいう副総理?さんの記者会見などの映像などを見ても、まるでどちらだかの組のお偉いさんが、敵対する組のものを虐める、恫喝、罵る……。まるでやくざ映画の世界ではありませんか。これでは生産性のある話し合いにはなりません。時間の無駄です。
新居しぇんしぇいは「児童(子供たち)にわかる説明とは、子どもたちがハタとひざを打ち「あっ、そうか!!」と納得できる(腑に落ちる)ような説明を言う」とおっしゃいました。勉強していない記者に対しても腑に落ちるような説明を、国会の先生方に求めるのは無理なのでしょうか。「腑」には、心、心根、性根という意味もあるそうです。「腑抜け」というと、気力がない、意気地がない、という意味だそうです。この副総理、気力がないのかもしれません。 あぁ、無情!