手仕事 てしごと 「豊かさ」ってなんだろう? 4
◇米澤里奈さん「大江町における青苧のとりくみ」
『青苧(あおそ)』は、イラクサ科の多年草。江戸時代には最上川舟運で各地へ運ばれ、高級織物の糸として、武士の裃や富裕階級の単衣などに使われていた。県内では、置賜・村山地方などで主に栽培され、中でも大江町産は良質とされ、松山藩「第1の産物」され、町は大変賑わっていたそうだ。しかし、明治以降は養蚕が盛んになり、青苧栽培は衰退。今は雑草扱いだそうである。(大江町HP)
米澤さんは、町おこし協力隊として青苧の復活に取り組み(青苧復活夢見隊)、現在商品化に取り組んでいる。
今回のお話を聞いて私は、農村や農民の普通の生活の中に宝物がある事を知らされました。「その事に気づかなかった」ではなくて「気づこうとしなかった」のですね。
<つづく>