農山村地域経済研究所 新庄支所から

豊かな自然と宝物がいっぱいの農山漁村が、全国各地にあります。この村々を将来の世代に残そうと、一年の半分以上を農村行脚しながら、村づくりをサポートする楠本雅弘という先生がいます。これは先生の応援ブログです。

ゆかいな勉強会 ㋅ 例会報告

本日(24日)開催、例会の報告です。

・K宏くんより、「シャルロット・ペリアンの<寝椅子>に学ぶ民芸品と手仕事」について これは県のNPO活動促進補助事業の事業計画です。ル・コルビジェなどと作った「シェーズロング」を元に、農村工業の1案としてペリアンが昭和15年に設計し、農民に作らせたという、貴重な新庄の遺産です。(台座は、林二郎作製。台座に敷く、クッションを農民に作らせた。素材は、ワングル)これを復刻しようとする意欲的な試み。みんなで応援したいと思います。

・K司くんより、「はちべえの森」の植林完了の報告と今後の計画について、

 今後の計画:今年度は、はちべえの森に「Forestage(フォレスト+ステージの造語)ものみる」という、ウッドデッキつきの小屋を、県のみどり環境税の補助を受けながら、作製する予定。(なお、同時に申請した「飛田チカイツリー やぐらる」は却下されたそうです)  次第に夢が実現していく、昔のガキ大将の遊び場。子どもも大人も楽しめる森です。  是非とも遊びに来てください。  なお、8月7日には、横浜の子供たちがオリエンテーリングの予定です。

・K一さより、「今和次郎コレクションレター第19号」と懐かしい長岡顕(明大名誉教授、経済地理学)さんからの手紙の紹介。

 工学院大学図書館の「レター」、今も、というより今だからこそ生きている今和次郎の視点は、今でも素晴らしい輝きを持っている。今の設計した「積雪地方農山村経済調査所=現、雪の里情報館」やっぱり魅力的です。

・コバちゃんより、「小中学生のための漢字入門」の授業の授業記録。

 やはりこれは豊田泰弘さんの名著です。ちゃん曰く、”嫌われものの漢字”ですが、これは10年前、20年前の児童と今の児童は変わった、と言うけれど、生徒の感動は変わりません。児童の感想も秀逸です。

・シーマ・タカより、「アベノミクス考 外からの視点 ジム・ロジャース」朝日新聞より。

 アベノミクスの本質を、簡潔明瞭に衝いており、本物の投資家(?)の分析は鋭いです。但し、TPPに対する認識は、いただけません。「農業はコモンズ(社会的共通資本)であり、これを編成原理とする<地域社会農業>の構築こそ、日本農業再生の道である」という楠本雅弘さんの説は至言である。ソロバンはじいて判断するものではない。